Tekla Structures 2018i新機能のご紹介 ドキュメント管理

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図面リストのダイアログが刷新され、ドキュメント管理になりました。
ドキュメント管理のダイアログではモデルと図面の連携が強化されるだけでなく、モデルから出力された様々な情報を一元管理することができるようになりました。
ここでは、新しいドキュメント管理のダイアログについて、新機能をいくつか紹介します。

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モデルとの連携強化

従来の図面リストについても [オブジェクトの選択]ボタンや [部材→図面]ボタンを利用することで、製品図や単品図、マルチ図に含まれる部材や製品についてモデルビュー上での確認や、モデルビュー上の製品や部材に関する図面をリスト上で確認することができましたが、ドキュメント管理のダイアログでは、この機能が強化され、一般図に対しても確認することができるようになりました。
例えば:
梁伏図や軸図等の一般図をリスト上で選択後、

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ボタンを押すことで、その図面が正しいフロアや、通りから作成された図面であるか、またデプスが適切な範囲であるかを、モデルビュー上で確認することができます。
また、モデル上で部材や製品を選択後、
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ボタンを押すことで、その部材や製品が表記されている図面を、一般図を含め確認することができます。

リスト上での図面情報の直接編集のサポート
図面の名前やタイトル1~3や、ユーザー定義情報で設定されている、図面管理番号や製図者、管理者等のプロパティ情報をドキュメント管理のリスト上で直接更新することができるようになりました。
ダイアログ上の ボタンを有効な状態( )にすることで、図面の名前やタイトル1~3、ユーザー定義情報について、リスト上で各項目を直接選択して入力することができるようになりました。
例えば:
従来は、図面毎にユーザー定義情報のダイアログを呼び出して定義していた、図面管理番号について、リスト上で直接指定することができます。

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リスト情報のコピー

リスト上に表示されている図面やファイルの情報が、Windowsのクリップボード経由でのコピーに対応しました。
リスト上でコピーしたい行を選択後、マウスの右ボタンメニューから[クリップボードに行をコピー]コマンドを選択することで、リストの内容をコピーすることができ、Excel等のアプリケーション上で貼り付け操作を行うことができます。

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検索機能の強化

検索機能が強化され、従来のテキストによる検索だけでなく、検索対象のプロパティ名と検索条件を指定した検索もサポートされるようになりました。
例えば:

検索フィールドに“ModificationDate: >= 01.10.2018 AND Type: = W”と入力した場合、リストには、変更日が2018年10月1日以降の単品図がリスト表示されます。

ドキュメントの高度な管理機能の実装(1)

図面の作成後、モデルを編集しナンバリングを実施すると、更新対象の図面については、図面の状態を示すフラグと変更内容がリストに表示されますが、図面の更新後に、図面の保存操作を実施すると、フラグや変更内容がリセットされ、出図等の操作をしていない図面の場合、更新した図面の確認が難しくなる場合がありました。
新しいドキュメント管理のダイアログでは、ダイアログ上でチェックポイントを設定することができるようになり、チェックポイントが有効化されている際には、それ以降に変更のあった図面のみの表示や確認ができるようになりました。
例えば:
モデルを変更後、ナンバリングを実施する前に、

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ボタンで、チェックポイントを有効な状態(
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)にしておきます。
モデルの変更後、ナンバリングを実行すると、リスト上には、チェックポイントを有効にした後、つまりナンバリングによって、図面に変更や更新が生じた図面が表示され、確認対象の図面やファイルの管理が容易にできます。

ドキュメントの高度な管理機能の実装(2)

新しいダイアログでは、左側にカテゴリのリストを利用することで、特定の図面や状態の図面を簡単に抽出することができるようなりました。
カテゴリには、従来の図面タイプ毎や図面の状態に関するカテゴリだけでなく、ユーザーが設定したカテゴリを追加することもできます。
例えば:
[すべてのドキュメント]では、Tekla Structures上で作成~管理されている図面(dgファイル)や、レポート、DXF、DWG、PDF等のすべてドキュメントが表示されます。
また[すべてのファイル]では、レポートやDXF、DWG、PDF等のファイルが、[全ての図面]では、Tekla Structures上で作成~管理されている図面(dgファイル)を表示することができます。

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図面以外のドキュメントデータの管理

新しいドキュメント管理では、Tekla Structuresの図面データ(dgファイル)以外に、DXFやDWG形式でエクスポートした図面やPDF形式で印刷した図面、レポートやNCデータ等の情報も管理することができ、モデルから生成された様々な情報を一元管理することができるようになりました。
ダイアログ上で管理したいデータについては、モデルフォルダまたは企業フォルダにテキストファイルとして”DocumentManagerFileDocumentSettings.txt”を作成し、そのファイル上で管理対象のフォルダを指定します。
例えば:
ファイル内で、下記のようにフォルダを指定した場合、モデルフォルダ上に保存された、PDF形式やDXF/DWG形式で保存された図面や、テキスト形式やCSV形式で保存されたレポート、及びNCデータやDXF形式に変換されたNCデータをリスト上で管理することができるようになります。

.\Plotfiles\*.pdf|false
.\Plotfiles\*.dxf|false
.\Plotfiles\*.dwg|false
.\Reports\*.xsr|false
.\Reports\*.csv|false
.\NC\*.nc1|true
.\NC_dxf\*.dxf|true

ドキュメント管理のダイアログの詳細については、テクラ・ユーザー・アシスタンス上に詳しい説明がありますので、ご利用にあたっては内容をご確認ください。
[テクラ・ユーザー・アシスタンス] > [図面の作成] › [図面の管理] › [ドキュメント管理]
なお、[詳細設定]の”図面プロパティ”にある環境変数” XS_USE_OLD_DRAWING_LIST_DIALOG”を“TRUE”に設定することで、古い図面リストを利用することもできます。

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