異なるバージョンやサービスリリースへモデルをコピーする際の注意点
2022
Tekla Structures
2021
Tekla Structures
2020
Tekla Structures
2019i
Tekla Structures
2019
Tekla Structures
2018i
Tekla Structures
2018
Tekla Structures
2023
Tekla Structures
Environment
Japan
Q:
異なるバージョンやサービスリリースへモデルをコピーしたいのですが問題があるでしょうか?
A: 部材のコピー自体は問題ありませんが、部材のコピーによって、コンポーネントが
自動で再実行(作成)される場合があり、このようなケースでのコピーは推奨いたしません。
※コピー先に部材が全くない場合でも、コンポーネントを持つ部材をコピーすると
コンポーネントの再実行が自動で行われます。
又、バージョンアップなどでコンポーネントの不具合が改善された場合、同じパラメータを使っても
以前のバージョンとは異なる結果になる事があります。
以下にいくつかのケース例を記載いたしますのでご確認ください。
【ケース例(1)】
(条件)
- コピー元モデル:大梁の両側にブラケットがあり、この継手を「スプライスジョイント(77)」で作成
- コピー元部材のフェーズ:大梁(フェーズ01)、ブラケット(フェーズ02)に設定
- コピー先モデル:コピー元モデルと同位置に、大梁(フェーズ01)のみ作成済み
- コピー先モデルにて、[編集]タブ >[コピー]>[別のモデルから]を実行します。
- 「モデルからコピー」ダイアログにて「フェーズ番号」を「02」に設定して、「コピー」ボタンを押して両側のブラケットのみを読み込みます
- コピー先モデルに大梁が配置されており、同じ取り合いなのでコンポーネントの再実行が自動で行われます。
【ケース例(2)】
(条件)
- コピー元モデル:2つの大梁間に小梁があり、継手を「JP小梁ガセットBC(11)」で作成
- コピー元部材のフェーズ:大梁(フェーズ01)、小梁(フェーズ02)に設定
- コピー先モデル:新規モデル(既存に部材配置無し)
- コピー先モデルにて、[編集]タブ >[コピー]>[別のモデルから]を実行します。
- 「モデルからコピー」ダイアログにて「フェーズ番号」を「01」と「02」に設定して、「コピー」ボタンを押して読み込みます
- コピー先モデルに同じ取り合いが再現される為、コンポーネントの再実行が自動で行われます。