異なるバージョンやサービスリリースへモデルをコピーする際の注意点

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FAQ
アドバンス
Environment
Japan

Q: 
異なるバージョンやサービスリリースへモデルをコピーしたいのですが問題があるでしょうか?
A: 部材のコピー自体は問題ありませんが、部材のコピーによって、コンポーネントが
自動で再実行(作成)される場合があり、このようなケースでのコピーは推奨いたしません。

※コピー先に部材が全くない場合でも、コンポーネントを持つ部材をコピーすると
コンポーネントの再実行が自動で行われます。
又、バージョンアップなどでコンポーネントの不具合が改善された場合、同じパラメータを使っても
以前のバージョンとは異なる結果になる事があります。

以下にいくつかのケース例を記載いたしますのでご確認ください。


【ケース例(1)】

(条件)
  • コピー元モデル:大梁の両側にブラケットがあり、この継手を「スプライスジョイント(77)」で作成
  • コピー元部材のフェーズ:大梁(フェーズ01)、ブラケット(フェーズ02)に設定
  • コピー先モデル:コピー元モデルと同位置に、大梁(フェーズ01)のみ作成済み
    
  1. コピー先モデルにて、[編集]タブ >[コピー]>[別のモデルから]を実行します。
  2. 「モデルからコピー」ダイアログにて「フェーズ番号」を「02」に設定して、「コピー」ボタンを押して両側のブラケットのみを読み込みます
  3. コピー先モデルに大梁が配置されており、同じ取り合いなのでコンポーネントの再実行が自動で行われます。


    
【ケース例(2)】

(条件)
  • コピー元モデル:2つの大梁間に小梁があり、継手を「JP小梁ガセットBC(11)」で作成
  • コピー元部材のフェーズ:大梁(フェーズ01)、小梁(フェーズ02)に設定
  • コピー先モデル:新規モデル(既存に部材配置無し)
    
  1. コピー先モデルにて、[編集]タブ >[コピー]>[別のモデルから]を実行します。
  2. 「モデルからコピー」ダイアログにて「フェーズ番号」を「01」と「02」に設定して、「コピー」ボタンを押して読み込みます
  3. コピー先モデルに同じ取り合いが再現される為、コンポーネントの再実行が自動で行われます。
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