ベントプレートの編集方法

Tekla Structures
Not version-specific
Tekla Structures
Hint
tips
Environment
Japan

Tekla Structures 2017より、折れ板を作成するコマンドとして[鋼材]タブの[プレート]に[部材を使用した折れ板の作成]コマンドと、[面を使用した折れ板の作成]コマンドで追加されました。ここではこれらのコマンドを使って作成されたベントプレートの編集方法について解説します。

 

ベントプレートの編集

各コマンドで定義されたベントプレートについては、[選択]ツールバーにある直接変更のオプションを有効にして、直接変更で編集します。また、曲げ半径を数値入力する場合やベント部の詳細を指定する場合には、コンテキストツールバーを使用します。

Image
1.png

コンテキストツールバーは[ファイル]メニューの[設定]内にある[コンテキストツールバー]オプションを有効(☑)にすることで表示されます。

Image
2.png

ベントプレートの形状編集

ベントプレートの形状は、そのベントプレートのメイン部材の形状のみ直接編集で変更することができます。ベントプレートのメイン部材については、Tekla Structures 2018以降では、直接編集が有効になっている状態で、プレートを選択すると、ベントプレートを構成する各要素(最初に作成したプレート)の中央部に表示される●印のシンボルで指定することができます。
(ベントプレートのメイン部材は、単品図の作成時等に影響しますので、編集後は必ずメイン部材を正しい部材に設定してください。)

曲げ半径の編集方法

直接変更オプションが有効な状態でベントプレートを選択すると、ベント部に参照線が表示され、ベント部を示す青い矢印が表示されます。この矢印をマウスで選択しドラッグ操作することで曲げ半径を変更することができます。
また、コンテキストツールバーが有効な場合には、ツールバー上の曲げ半径の値を直接入力することでも変更することができます。
ベント部の曲げ半径として設定可能な値の範囲や、[折れ梁]コマンドで作成した板材との違いについては、サポート記事“折れ板(ベントプレート)と[折れ梁]コマンドでモデリングした際の違いについて”にてご確認ください。

Image
3.png

ベントタイプの変更方法

ベントプレートのコマンドで定義した直後は、それぞれの部材の幅(または長さ)をつなぐテーパー形状でベントプレートが定義されます。
このベント部の形状については、コンテキストツールバーのオプションから変更でき、部材の幅(または長さ)が長い方、または短い方でベント部を作成することができます。

Image
4.png

役に立ちましたか?