アプリケーションとコンポーネントカタログ グループの活用
Tekla Structuresのシステムコンポーネントやカスタムコンポーネント、プラグインコンポーネント、拡張ツールを利用する際には、サイドパネルのアプリケーションとコンポーネントカタログから該当するコンポーネントのサムネイルを選択し実行する、という手順となります。日本環境のアプリケーションとコンポーネントカタログでは、継手・接合部タイプや部位用途別に、各システムコンポーネントをグループ分けした設定をご提供しております。
アプリケーションとコンポーネントカタログではすべてのコンポーネントが管理されていますが、日ごろから使用する頻度の高いコンポーネントについては、すぐに探し出すことができるよう、グループを作成し、そのグループにコンポーネントを登録しておくことで、効率よくモデリングを進めることができます。グループの新規作成やコンポーネントの登録、グループを他のモデルやPCでも汎用的に使用するためにファイルとしてエクスポートを行う手順等をご紹介いたします。
アプリケーションとコンポーネントカタログ上の文字やサムネイル上以外の任意の位置で右クリックのメニューの[新規グループ] を選択します。画面上に追加するグループの名前を入力するダイアログが表示されますので、任意の名前を入力してOKボタンを押すと、リスト上にグループが追加されます。追加したグループの下層にサブグループを追加したい場合には、グループ名を選択し、右クリックのメニューの[新規グループ] を選択します。
グループ名の左に▶のシンボルが表示されていない場合には、そのグループにはまだコンポーネントが登録されていない状態であることを表しています。追加したグループにコンポーネントを追加します。追加したコンポーネントをアプリケーションとコンポーネントカタログ上の既存のグループ、検索フィールド等を用いても検索します。追加したいコンポーネントを選択(複数可)し、右クリック のメニューの[グループに追加] から追加したいグループ名を選択します。これでコンポーネントがグループに登録されます。
登録したグループを他のモデル、PCでも共通で使用することができるようにするために、ファイルとしてエクスポートを行います。グループ名を選択し、右クリック のメニューの[出力グループ] を選択すると、ファイルの保存画面が表示されます。このファイルはファイル名に制限があり、”<任意>_ComponentCatalog.ac.xml”となっている必要があります。
一つのグループに対して1つのファイルとなりますので、複数のグループについては個々にファイルとしてエクスポートを行います。エクスポートしたファイルは日本環境のsystemフォルダ(\ProgramData\Tekla Structures\<バージョン>\Environments\japan\system)や、企業フォルダ、プロジェクトフォルダに保存してTekla Structuresを起動すると、他のモデルにおいてもこのグループが適用されます。
注意点)
グループにはカスタムコンポーネントやプラグインコンポーネントも登録を行うことができます。これらを追加したグループをファイルとしてエクスポートし、システムフォルダ等にコピーした場合、他のモデルを開くと追加したグループは認識され、登録したコンポーネントは表示されますが、そのモデルにカスタムコンポーネントがインポートされていない、またはそのPCにプラグインコンポーネントがインストールされていない場合には、該当するカスタム及びプラグインコンポーネントを実行することはできません。